例えば、お見積り。内容が不透明な「1式」という項目はなく、建築資材の細かな仕様や量まで表記し、できる限り明確で詳細な金額を算出しています。また、資材のブランドについてもすべて銘柄と資材写真を見積書に明記することで、見積時と施工時のズレを防ぎ、お客様に安心いただくようにしています。
例えば、施工。壁を一枚隔てた、竣工後には見えない部分の施工も決して手を抜いたりはしません。配管、配線など、例え10年後に壁を外した際にも竣工時と変わらぬ状態であることをめざしています。また、施工期間中は毎週、進捗を資料としてお客様に提出し、施工に関するすべてを共有しています。見えない部分だからこそ、丁寧に、正直に施工を行い、お客様に少しでも安心していただくようにしています。
例えば、工期。大規模なプロジェクトになればなるほど、施工を進めていく中で、どうしても当初の予定工期とズレが出てくる場合があります。そうした時も、決して言い訳やごまかしはせず、施主様に正直に状況を伝え、解決策を真摯に協議した上でベストを尽くします。
決して嘘をつかず、何事にも誠意をもって正直に取り組むこと。
まず、お客様の不安を安心に変えていくこと。
それが、私たちカイザーが提供する最初のお約束です。
私たちカイザーの強みは、日本式の優れた管理方式を取り入れた設計・施工ノウハウと、中国独資企業のメリットと独自のマネジメント体制を生かしたコスト競争力です。1998年の創設以来、会社一丸となって経験の積み重ねとサービス向上に努めてきました。結果、会社の規模、事業領域の拡大につながりましたが、それは、すべてのお客様に最大の満足を提供していくための努力の軌跡ともいえます。
私たちの主なお客様は外資の企業様ですので、お互いの文化理解を踏まえたコミュニケーションが非常に重要になってきます。事実、お客様の多くが、「中国企業に発注する」ことについて、コミュニケーションの不安を抱えていらっしゃいます。私たちカイザーは、日本人社員、欧米人社員、および日本、欧米留学経験のある技術者を擁し、彼らが技術、品質管理指導を行っています。お客様との言語、文化間のギャップを徹底的にクリアし、事前の打合せを入念に行うことで、お客様のご要望を十分に把握してからプロジェクトを進行することができるのです。
また、私たちは、これまでの実績を生かした独自のマネジメント体制、カイザーEPCを確立してきました。 プロジェクトのスタートから政府関連申請代行、設計、施工までの各段階において、お客様に最適な事業環境を提供するための、独自の一括管理スタイルです。すべての過程の管理を私たち１社が行うことで、コストカット、工期短縮、何よりも品質の維持を実現しています。 工場進出の初期段階における最大の課題である各種の政府関連手続きに関しても、私たちは関係諸官庁と良好な関係にあり、スムーズな代行業務が可能となり、お客様の工期短縮に大いに貢献しています。
さらに、施工後は、お客様の要望どおりに施工されているかどうかの品質チェックはもちろん、アフターサービス専門の窓口を構え、不具合が生じた場合はすぐに現場にスタッフが駆けつけ、無料にて修理を行っています。また、工場の近隣住民への説明会やクレーム対応までお客様に代わり対処しています。
このように、私たちは、お客様の中国工場進出を最初から最後まで、責任を持って真摯に取り組んでいます。 より良いものづくりをすること、より良いサービスを提供すること。 それは、何よりもお客様に満足いただくための私たちの約束なのです。
私たちカイザーは、お客様の要望を徹底的に聞き、すくい上げ、建設を進めていくだけではありません。まずはしっかりと工場として100%機能するものを作り上げることは基本中の基本ですが、それ以上にお客様の期待を良い意味で裏切っていく、そうしたサービスの提供を心がけています。
例えば、設計デザイン。私たちは日頃から日本や欧米の最新の建築デザインセンスのリサーチ、研究を行っています。堅実な機能性に時代性を反映した最先端のクリエイティブを加えることで、工場をひとつの優れた建築作品にしていくこと。それが、お客様のさらなる満足につながると私たちは考えています。
また、お客様の要望に対して、より良い案があれば、私たちはどんどん自主的に提案していきます。例えば、コストカット、品質向上、工期短縮、省エネ等の運用コスト圧縮につながるなど、要望をかたちにしていく段階で見えてくる部分があります。少しの無駄であっても徹底的に省き、全体の効率化を図ることが最終的な品質向上につながるからです。実際に施工が始まっても、現場には常に設計スタッフが滞在しており、現場の施工スタッフから、図面よりも良い施工の提案があれば、すぐに設計検証を行うことで、柔軟な方案変更を可能にしています。さらに、施工途中においても、お客様から当初の契約外の要望があった場合は、時間のかかる契約内容の調整よりも先に設計・施工の調整対応を行うことで、工期に遅れが出ないようにしています。
工場竣工後の改装工事にも柔軟に対応しています。市場環境の変動が激しい中国においては、工場のライン調整やレイアウト変更など、工場稼働後の臨機応変な変化が常に求められます。私たちカイザーは、竣工後も担当窓口を明確にし、お客様の新たな要望にスピーティーに対応できる体制を整えています。
工場の現場は日々変化していきます。その中でいかにしてベストの品質に近づけることができるか。
そのための私たちの約束が、お客様の要望、期待を超えていく価値を提供し続けていくことなのです。
